【魍魎の匣】京極堂の謎解き第2弾
【作品情報】
ジャンル:サスペンス
監督:原田眞人
原作:京極夏彦
脚本:原田眞人
音楽:松村崇継
製作国:日本
上映時間:133分
製作年度:2007分
【あらすじ】
戦後間もない東京で、美少女連続殺人事件が発生。引退した元女優・陽子(黒木瞳)の娘も姿を消し、探偵の榎木津(阿部寛)が行方を追うことになる。一方、作家の関口(椎名桔平)と記者の敦子(田中麗奈)は、不幸をハコに閉じ込める教団に遭遇。榎木津、関口、敦子らはそれぞれの謎を胸に、京極堂(堤真一)の元へ集まってくる。
【感想】
「姑獲鳥の夏」よりもこっちの方が好きかも。
前作は映画の雰囲気は好きだけど淡々とストーリーが進んでいくから途中で飽きた。
しかも、内容が複雑で少し気を抜くと話が分からなくなっちゃったし。
「魍魎の匣」は前作のようなおどろおどろしい雰囲気はないけどストーリー展開にメリハリがあって観やすかった。
けど、前作と続けて見ると主要人物のキャラクターの雰囲気とか性格が違う気がしてちょっと戸惑った。というか違和感を感じた。
特に関口が一番変わってたと思う。
演じている俳優が永瀬正敏から椎名桔平に代わっているのもあるけど、それ以前に役自体の性格が違う。
前作の関口は暗くて何を考えているか分からない様な人物だったのに今作では少しおちゃらけている感じで性格も明るくて全然違う人物な感じ。
私は今作の関口の方が好みだけど。
この映画も原作を読んでこの映画を観るとがっかりするといったコメントが多いけど、私は原作を読んでいないから普通に楽しめた。
「魍魎の匣」では手足を切断された少女や首だけで生かされている男が出てきてかなり衝撃的なシーンが多くて、私好みの映画だった。