映画の徒然日記

今まで見た映画の覚え書き

【臨場 劇場版】心神喪失で無罪はやりきれない

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臨場 劇場版

【作品情報】

ジャンル:サスペンス

監督:橋本一

原作:横山秀夫

脚本:尾西兼一

音楽:吉川清之

製作国:日本

上映時間:129分

製作年度:2012年

 

【あらすじ】

都内で無差別通り魔殺人を起こした容疑者の心神喪失が認定され、刑法第39条によって彼の無罪が確定。それから2年後、容疑者の無罪を引き出した担当弁護士と精神鑑定を務めた医師が何者かによって殺される。警視庁と神奈川県警の合同捜査本部は、通り魔事件の被害者遺族たちの遺恨が絡んでいるとして捜査を進めていく。そんな中、敏腕検視官の倉石(内野聖陽)は、死亡推定時刻に関する疑問点を理由に犯人は別の人物ではないかと推察する。合同捜査本部の方針とは違った独自の捜査を展開し、事件の裏側に隠された思いも寄らぬ真相にたどり着く。(シネマトゥデイより)

 

【感想】

ドラマの臨場は見た事はなかったんだけど、この映画だけ見ても普通に面白かった。

特にドラマを観ておかなくても理解できる内容だった。

すごく重いテーマの映画だったけど、いろいろと考えさせられた。

被害者遺族が生活を壊されたのに対して無差別殺人犯は心神喪失を理由に減刑され穏やかな生活をしているという…。

これが日本の司法なのだと思うとすごい胸糞悪い。

無差別殺傷事件で遺体が安置されている様子や家族の悲しみをすごくリアルに描いていてすごくやり切れない。

だから、今回の事件を引き起こした犯人の気持ちもわからないでもない。

殺された被害者もどうしようもない腐った人間だったし。

人殺しはダメだけど。

あとは無差別殺人の犯人役の柄本佑の演技が凄い。

本当に怖かった。

本物がどんな感じかは分からないけど、すごくリアルだと感じた。

ムカつく人間が結構たくさん出てくるんだけど、私が一番ムカついたのが仲根管理官。

あいつが一番腐ってた。

冤罪で青年を自殺に追いやっていながら反省の色もなし。

人一人死に追いやっているのに過去の出来事を反省するわけでもなくまた同じ過ちを繰り返しているあの男に一番怒りが湧いた。

基本的に一般人や何の落ち度もない人、自分の正義を貫いた人が不幸になって、命を落としてをー、無差別殺人の犯人や今まで人を陥れてきた腐っている人が最後まで生き残るというちょっとモヤモヤしたラストだったなぁ。

一応落とし所はあるけど私的にはスカっとしなかった。

映画は本当に面白いんだけど、重い作品だから1回見ればいいな。