【13日の金曜日】ジェイソンの正体にびっくり
【作品情報】
原題:FRIDAY THE 13TH
ジャンル:ホラー
監督:ショーン・S・カニンガム
製作総指揮:アルヴィン・ゲイラー
脚本:ヴィクター・ミラー
音楽:ハリー・マンフレディーニ
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:95分
製作年度:1980年
【あらすじ】
クリスタル湖のキャンプ場を舞台に若者達が次々と惨殺されて行くホラー・シリーズの記念すべき第1作。話らしい話は無くひたすら人が殺されるだけの映画で、伏線も何もない殺人鬼の正体に到っては作劇以前の問題だが、トム・サヴィーニの血みどろ特殊メイクのインパクトは凄い。(allcinema ONLINEより)
【感想】
ホラー映画の代表と言えるこの映画。
前情報として、ジェイソンは一切出てこないとは知っていいたんだけど本当に出てこない。
あの特徴的なマスクもチェーンソーやナタ?も犯行道具としてはほとんど出てこないし。
っていってもめちゃくちゃ面白かったけど。
80年代の映画だけど全然古い感じがしなかったしクオリティ高い。
最近のホラー映画って過激なエロとスプラッター要素をかなり入れているけど、「13日の金曜日」は元祖って感じ。
でも、過激ってほどでもないし最近の映画みたいに下品じゃないし観やすかった。
この映画だとエロいシーンも必要だし怖いシーンに対して良いアクセントになっていて良かったと思う。
1957年にクリスタルレイクで一人の少年がおぼれて行方不明になった。
その一年後にクリスタルレイクのキャンプ場で指導員をしている若い男女の惨殺死体が発見されて以来キャンプ場は閉鎖されることになった。
しかし、キャンプ場のオーナーは大金をつぎ込んでキャンプ場の設備を整え1980年にキャンプ場は再会されることになり、キャンプ場の指導員候補生の若い男女8人がクリスタルレイクにやってくる。
事件から20年以上たっているからオーナーは再会すると決めたらしいけど、自分だったら絶対事件のあったとこでなんてキャンプしたくない。
ほとんどの指導員候補生はクリスタルレイクに集まったんだけど、ヒッチハイクをしながらやってきたアニーは一台の車に乗ったことで悲劇に巻き込まれてしまう。
アニーも街の人の忠告を聞いておけば殺されることはなかったのに。
車から飛び降りるシーンや、車には犯人が乗っているのに姿が確認できなかったり、アニーを追い詰めているのに犯人の姿は一切写されなかったりとめっちゃ怖かった。
昼間はキャンプの準備を皆で行い、クリスタルレイクで浮島を作るついでに指導員全員で遊んだり平和な時間が流れるんだけど夜になってから犯人が動き出す。
まず、お調子者のネッドが2段ベットの上で殺される。
そしてそのネッドの死体に気がつかないまま、下の段でジャックとマーシーがいちゃいちゃしてやること終わった後にジャックがベットの下から喉に凶器を突き刺され死亡。
マーシーもトイレで襲われ死亡。
というか犯人の怪力がすごい。ベッドの下からベッドもろともジャックを突き刺すとか常人には無理だと思う。
そして寝る準備をしにトイレに行ったブレンダがアーチェリー場に誘導されアーチェーリーにより殺される。
最後の方まで残ったビル、そして街に行って戻ってきたオーナーも犯人に殺され最後まで生き残ったのはアリス一人に。
特に中盤とかで犯人に抵抗したり活躍したりって人物が出てこなくていったい誰が生き残るのか予想が全然できなかった。アリスが生き残ったけど途中までは普通に過ごしていただけだったし。
アリスだけが生き残って犯人の影におびえていると一台の車がやってくる。
下りてきたのが中年の女性。後半まで一切出てこなかったこの女性が今までの猟奇殺人の犯人。
57年に溺死した息子の母親で指導員がきちんと息子を観ていなかったせいで息子が死んだため精神に異常をきたしてしまった女性。
このキャンプ場に来る指導員に対して憎しみを持つようになり犯行を行っていた。
生き残ったアリスとこの中年女性の戦いが始まるんだけど、やっぱり怪力がすごい。
マーシーの遺体を窓に投げ込んだり、ナタっぽい凶器を使ってドアをぶち壊すし中年女性とは思えなかった。
最後はアリスに反撃されて首を飛ばされるんだけど、アリスの怪力もすごい。
なたを振り回して一発で首を落とすとか…。アリスもすごかった。
ヒントとかまったくないから誰が犯人なのか後半まで全然わからない。
サスペンス要素がないから自分で犯人を推理するとかはできないけどホラー映画としてはめちゃくちゃ面白かった。
前半はほとんど犯人が動く事はないけど後半から犯人がやる気を出して次々と指導員を手にかけていくんで後半がすごいスピード感があって良かった。
所々ビビるシーンはあったけどラストにクリスタルレイクから子どもが出てきたシーンが一番ビビった。