映画の徒然日記

今まで見た映画の覚え書き

【アルゴ】映画みたいな救出作戦

 

f:id:wponkichi:20200907001717j:plain

アルゴ

【作品情報】

原題:ARGO

ジャンル:サスペンス

監督:ベン・アフレック

脚本:クリス・テリオ

音楽:アレクサンドル・デスプラ

製作国:アメリカ合衆国

上映時間:120分

製作年度:2012年

 

【あらすじ】

1979年11月4日、テヘランイラン革命が激しさを募らせ、その果てにアメリカ大使館を過激派グループが占拠し、52人もの人質を取るという事件が起きる。パニックの中、アメリカ人6名が大使館から逃げ出してカナダ大使の自宅に潜伏。救出作戦のエキスパートとして名をはせるCIAエージェントのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は、6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断。彼らを混乱するテヘランから救出する作戦を立案する。しかし、それは前代未聞で大胆不敵、そして無数の危険が伴うものだった……。(シネマトゥデイより)

 

【感想】

第85回アカデミー賞の作品賞・脚色賞・編集賞を受賞するだけあってすごく面白かった

何度も観てるけど、何度見てもラストのシーンではハラハラさせられる。

事実を基にしている映画で脚色はしているみたいだけど、ほぼほぼ本当に起こった事をそのまま映画にしているから当時の世界情勢とかも知ることができるすごく良い映画だった。

日々反米デモが過激化し、テヘランにあるアメリカ大使館が占拠されて、その時に大使館員6人が大使館を脱出しカナダ大使に助けを求めカナダ大使館に匿ってもらう事になり、イランからこの6人を脱出させる為にCIAであるトニー・メンデスがイランへ行くことになる。

デモ隊がアメリカ大使館に押し入る時の熱気がすごい。

映画を観始めてから最後までずっと目が離せない映画だった。

6人が大使館から脱出するか話し合う時の緊張感や重要書類を燃やしたり砕いたり、シュレッダーにかけたりと危機感がすごい伝わってくるし、デモ隊が徐々に建物内に入ってくる感じはすごく怖かった。

大使館員を救出するために色々な作戦が話合われるんだけど、どれも大きなリスクがあったり現実的に無理なものばっかりだった。

400㎞以上距離を自転車で走り国境を抜けるというものや、教師としてイランに入国した事にする案や農業の視察できた事にする案などが出されるけど、自転車は雪が溶けるまで実行できないしパンクした時のことや中継地も必要になる、教師という設定も数ヶ月前に学校は閉鎖しているから不自然だし、農業の視察は雪が降っているからこれも不自然。

という事ですごく突飛だけど一番成功しそうな「アルゴ」作戦を実行することになる。

嘘の映画を作り、その製作スタッフとしてイランに来ていた事にして6人を脱出すると言う方法。

この作戦の前準備がとてもすごかった。キャストも決めて台本の読み合わせをし、ハリウッドにオフィスも作り、新聞などに広告を出すなど少しでも疑われないようにするんだけど、作戦を知っていて協力しているハリウッド関係者のレスターとジョンがとってもかっこ良かった。

ちなみに大使館から脱出した大使館員6人の役割は

ボブ・アンダース…最年長、領事館補 → アルゴの監督役

コーラ・ライジェク…秘書 → 脚本家

マーク・ライジェク…領事館補 → ロケーションマネージャー役

ジョー・スタッフォード…領事館補かなり優秀 →アシスタントプロデューサー役

キャシー・スタッフォード…秘書 → 美術監督

ヘンリー・L・シャッツ…農務官 → カメラマン役

アルゴ作戦を遂行しようとトニー・メンデスはイランへ行き、6人に役柄を覚えてもらいロケハンまでやったのにまさかの上層部からアルゴ作戦の中止が伝えられる。

でも、今脱出しなければ6人の命が危ないと判断したメンデスは自分が責任を取ると「アルゴ作戦」を決行する。

ここで、めちゃくちゃカッコ良いのがメンデスの上司であるCIAのジャック・オドネル

ジャックが上司を一喝するシーンは本当にシビレた。

ジャック・オドネルの機転でギリギリのところで空港券が再び発券され、危機一髪で飛行機に乗る事ができた6人とメンデス。

飛行機に乗る前に別室に連れて行かれ足止めを食らったり、飛行機に乗った直後に正体がバレ追いかけられたりと何度も危機一髪が連発したけど、無事イランを脱出できた時はこっちまで安堵した。

映画のエンドクレジットで当時の写真が紹介されるんだけど、実際に脱出した6人と今回演じた俳優陣が本当にそっくりで驚いた。

このエンドクレジットを観て細部に至るまで再現されているすごい映画なんだなと実感した。

似ている俳優を起用しているだけじゃなくて、当時の写真と映画の演出もそのままだった。