【ビッグゲーム 大統領と少年ハンター】大統領と少年の最弱タッグここに誕生!
【作品情報】
題名:BIG GAME
ジャンル:アクション
監督:ヤルマリ・ヘランダー
脚本:ヤルマリ・ヘランダー
音楽:ユリ・セッパ
製作国:フィンランド/イギリス/ドイツ
上映時間:91分
製作年度:2014年
【あらすじ】
映画「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」予告編 サミュエル・L・ジャクソン 主演 #Big Game #movie
フィンランド上空でアメリカ大統領専用機が、テロリストの攻撃によって人里離れた山中に落ちてしまう。大統領(サミュエル・L・ジャクソン)は緊急脱出ポッドに避難し難を逃れるも、ポッドの位置をロストしてしまった国防総省は救助隊を派遣することができずにいた。テロリストに追い詰められ危機的状況に陥った大統領は、鹿狩りをしていた13歳の少年(オンニ・トンミラ)と出くわし、共にサバイバルを繰り広げることに……。(シネマトゥデイより)
【感想】
子どもも大人も楽しめるアクション映画って感じ。
見てたらなんだか雰囲気が「インディ・ジョーンズ」に似てるかもって感じた。
いろいろツッコミどころもありつつ、でも違和感があると言うわけでもなく最初から最後まですごく面白くて楽しめる映画だった。
けど、最後のオチが黒幕が野放しのままだからちょっと消化不良かも。
フィンランドに住む少年オスカリは13歳の前日大人になるための通過儀礼を行うため一人で森へ向かうことに。
オスカリの村では男の子は皆13歳になるとこの鹿狩りをするために一人で森へ入る事になっていた。
オスカリの父親タピオも13歳の時に森へ入り見事熊を仕留めていた。
一晩で鹿をしとめるのは結構無謀だと思う。しかも持っているのは銃ではなく弓矢だけだし。
獲物を見事仕留める事が出来たら写真を撮り山小屋に自分の写真を飾る事が出来るようになっていて、父親も今まで成功してきた少年たちも皆この小屋に写真を飾っている。
オスカリも自分の写真を必ず小屋に乗せると近い森へ入っていく。
13歳の少年だけどめちゃくちゃかっこよかった。
支持率最低の大統領は会議のためにエアフォースワンに乗り目的地へ向かっていたけど、敵襲を受けっ飛行機がミサイルで狙われていると言う事で脱出ポットで飛行機から離脱。
SP達もパラシュートを背負い飛行機から飛び降りて行くんだけどパラシュートが開かず皆地面へ真っ逆さま。
実は大統領のSPであるモリスが裏切り者だった。
同僚のSPも撃ち殺すし。
でも、黒幕はモリスじゃなかった。
黒幕はもっと上にいた。
脱出ポットが落ちてきたときにちょうど真下をバギーで走っていたオスカリ。
すんでのとこで脱出ポットの下敷きにならずに済んだオスカリは脱出ポットを開け大統領ビルと対面する。
最初はアメリカ合衆国の大統領とは知らずに普通に話しかけるオスカリ。
ビルが大統領だと知ってもオスカリの態度は変わらなかったけど。
大統領はバギーで街まで送ってくれというけど、オスカリは狩の途中だからできないと要求と突っぱねる。
そんで森の中で一晩を明かすオスカリとビル。
命を狙われている大統領なのにちょと呑気。
でも大人で大統領という立場のビルと少年ハンターのオスカリとの絆というか友情が芽生えて行く感じはすごく良かった。
朝になって、父親に教えてもらった狩りの穴場へ行ったオスカリとビル。
そこで、オスカリは冷蔵庫の中に鹿の首が入っている事に気がつく。
オスカリには鹿が仕留められないと思った父タピオが用意したものだった。
父親にも信頼されてないと思い落胆するオスカリ。
そして、ビルのもとにはモリスと命を狙う一味ハザルが迫っていた。
大統領は捕まっちゃって、冷蔵庫に入れられてその冷蔵庫をヘリに吊るして空の旅へ。
でも大統領を助けるために冷蔵庫の上に飛び乗るオスカリ。
振り落とされそうになったり銃で撃たれたりしたけど、冷蔵庫をヘリから落とすことに成功。
あんなに振り回わされても無傷な二人。
冷蔵庫のまま谷に落ちて川に落ちても骨折一つせずに生還するビルとオスカリ。
湖に墜落した飛行機の中に避難した二人だったけど、そこにハザルが爆弾を持ち込んできた。
ハザルはここでビルに打たれて死ぬんだけど、爆弾は起動したまま。
二人はコックピットへ行き脱出レバーを引き見事脱出。
頭上で待ち構えていたモリスに銃で撃たれそうになるんだけど、オスカリが矢でモリスを打ち何とか生還。
父親と軍がまつ場所にちょうどオスカリとビルが降り立ち、一応めでたしめでたし。
オスカリは今までにない獲物である大統領と写真を撮りその写真が新聞に。
その新聞を無事に小屋に飾る事ができた。
この写真がめちゃくちゃかっこ良かった。
オスカリの後ろに大統領がいて、軍のヘリが後ろに写っている写真。
小屋の写真の中で一番かっこ良かった。
実行犯のモリスとハザルが死に、黒幕が動き出すのかなと思ったけどそんなことはなくてちょっとスッキリしないまま終わっちゃった。
黒幕は副大統領とCIA長官。
支持率が下がる一方の大統領に失望して自分が大統領になるために副大統領が計画したって感じ。
CIA長官がモリスやハザルに指示していた。
真相が暴かれる事を心配していた副大統領だったけど、結局CIA長官に殺されてしまう。
CIA長官が一番強かった。
でも、副大統領の死を事故死と偽装していたんだけど方法が適当過ぎると思う。
調べればすぐにわかっちゃうじゃないかって感じがちょっとモヤっとした。
ツッコミどころもあったけど、面白い映画だった。
小学生の時に観ていたらめっちゃかっこ良いって思ったかもしれない。