【作品情報】
原題:THE DEATH OF STALIN
ジャンル:コメディ
監督:アーマンド・イアヌッチ
原作:ファビアン・ニュリ/ティエリー・ロバン
製作総指揮:ジャン=クリストフ・コールソン
脚本:ファビアン・ニュリ/アーマンド・イアヌッチ/デヴィット・シュナイダー/イアン・マーティン
音楽:クリストファー・ウィリス
製作国:フランス/イギリス/ベルギー/カナダ
上映時間:107分
製作年度:2017年
【あらすじ】
1953年のモスクワ。この国をおよそ20年もの間、独裁者スターリン(アドリアン・マクローリン)と彼の秘密警察が牛耳っていた。中央委員会第一書記のフルシチョフ(スティーヴ・ブシェミ)、秘密警察の警備隊長ベリヤ(サイモン・ラッセル・ビール)、スターリンの右腕マレンコフ(ジェフリー・タンバー)らが夕食に集う。翌朝近くまで続いた宴会を終え、スターリンは自室に引き上げる。(シネマトゥデイより)
【感想】
コメディのジャンルだったから笑えたり面白かったりするのかなと思ってたけど、めちゃくちゃブラック。
ブラックすぎてラスト戸惑うというか笑えない。
スターリンの独裁時代の話だから粛清される人たちがたくさんでてくる。
スターリンが死んだ後の使用人たちも警備してた兵士もみんな殺されたっぽいし。
スターリン死後の権力争いを面白おかしく描いた映画だと思うけどめっちゃ怖かった。
スターリンが死んだ後に一番権力を使って暴走していたベリアが政権争いに敗れて銃殺後に火をつけられて終わるというラストが衝撃的すぎた。
スターリンが死んだのは発見が遅れたせいと大粛清のせいでまともな医師が居なくなったせいっていうのが皮肉でちょっと面白かった。
発見が遅れたのもスターリンの自業自得だし。
その当時の情勢を知るとより楽しめる映画だなって思う。
この映画はロシアでは上映禁止になったらしいけど、ちょっとわかるかも。
てかこの時代に作られたから大丈夫だけど、もっと前に作られてたらヤバい気がする。