映画の徒然日記

今まで見た映画の覚え書き

【ミステリー・トレイン】3組の物語が交差する

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ミステリー・トレイン

 

【作品情報】

原題:MYSTERY TRAIN

ジャンル:ドラマ

監督:ジム・ジャームッシュ

製作総指揮:平田国二郎/須田英昭

脚本:ジム・ジャームッシュ

製作国:アメリカ合衆国/日本

上映時間:112分

製作年度:1989年

 

【あらすじ】

物語は、〔ファー・フロム・ヨコハマ〕〔ア・ゴースト〕〔ロスト・イン・スペース〕と名づけられた3話からなるオムニバスで、それぞれの話の人物たちが、互いに知らないまま、別々に、同じ夜汽車を見、エルビスの〈ブルー・ムーン〉を聞き、そして翌朝1発の銃声を耳にする、ワン・ナイト・ストーリー。(allcinema ONLINEより)

 

【感想】

題名からミステリーとかサスペンス映画かと勘違いしていたけど、全然違った。

ヒューマンドラマというか、それぞれ3つのグループの話になっていて、ちょっとずつ接点がある感じ。

おしゃれな映画だったけど、ミステリーかと思って観た私にはちょっと物足りなかったな。

何を伝えたいのか良くわからないというか、目的がよくわからない映画ではあったんだけど雰囲気はとても良くてなんだかんだ最後まで楽しめた。

観終わった後に充実感とかがあるわけじゃないのに印象に残る映画というか私にとってはすごい不思議な映画だった。

最初の話は日本人カップル。

二人はもちろん日本語で、メンフィスの人たちは英語をしゃべっているわけで一緒に旅行をしている気分になった。

その日泊まるホテルの予約もなく行き当たりばったりで、レコーディングスタジオの見学もしてみたけど案内の女性が早口過ぎて聞き取れなかったり、本当に普通の旅行をしている二人。

メンフィスで夜になって目についたホテルに泊まることにした二人。

ベルボーイにチップを渡す習慣がないものだからプラムをあげちゃうところがなんだか可愛かった。

しかも、ベルボーイは文句を言うことなくプラムを受け取るし。

ベルボーイとのやり取りはちょっとクスっときた。

ホテルでも、特別な事が起こるわけでもなく普通に一晩過ごす二人。

まぁ、若い男女のカップルだから夜はそういう雰囲気になるのも当然だよね。

一晩泊ってホテルを出るときにホテルの備品のタオルを持って帰ろうとするのも日本人らしい気がする。

そしてなぜか一発の銃声が聞こえ、その答えが分からぬまま次のストーリーへ。

チケットトラブルによって飛行機に乗れなくなってしまった美女ルイーザ。

一晩メンフィスで過ごさなくては行けなくなったので宿泊先を探し始める彼女。

途中で新聞を買おうとして余計な雑誌まで売りつけられてしまったり、変な話をしてくる男に捕まってしまったり散々な目に遭ってしまう彼女。

安宿のホテルを見つけ宿泊することに決め、フロントで値段交渉をしていたディディと相部屋で止まることになったルイーザ。

ディディは恋人と別れて都会へ行く途中という事をルイーザに話し、ルイーザは変な男からエルヴィスの幽霊を乗せた話をディディにする。

二人は一通り話をして寝ようとするけど、ルイーザはホテルでエルヴィスの幽霊と遭遇する。

エルヴィスの霊と遭遇するけどまぁ、特別な事は起こらず朝になり二人はそのまま別れて次のストーリへ。

ちなみに朝銃声が聞こえるけど彼女たちは気にせずそのままホテルを後にする。

まさか、エルヴィスの幽霊が出てくるとは思わなかったけどそこで何も起こらぬままそれほどルイーザがパニックにならずに映画が進むのにもクスッときた。

今度はディディの恋人のジョニーが主役。

ジョニーが酔っ払いディディの兄貴のチャーリー、ジョニーの友達のウィルとともに酒場を後にするけど、飲み足りなかったジョニーは酒屋に行きそこで酒強盗をしてしまう。

しかも、持っていた銃で店主を撃ってしまうし、ビビったチャーリーとウィルはジョニーと一緒に逃げちゃうし。

当然3人は指名手配犯になってしまう。

3人はウィルの知り合いがやっている安ホテルに匿ってもらうことに。

使われていない部屋で一晩明かすことにした3人は持っていたお酒を飲みながらそのまま寝てしまう。

次の日、事の重大さに気がついたジョニーは持っていた銃で自殺しようとするけどチャーリーとウィルで止めようとして、銃を誤って発砲してチャーリーの足を撃ってしまう。

3人はとりあえず車で逃げる事になりこのお話も終了。

その後日本人カップルはまた電車に乗って観光を続け、その電車にディディも乗って都市部へ行く事に。

銃声の答えはこのおバカ3人組の仕業だった。

しかも同じホテルにジョニーと元彼女ディディ、ディディの兄がいるなんてすごい偶然。偶然だけど、一切遭うことなくそれぞれホテルから出ていきラスト。

こう思い返してみると本当に特別なことは全然起こらないし、ただ3組がホテルに泊まって朝に出て行くだけ。

でも印象に残る不思議な映画だった。