映画の徒然日記

今まで見た映画の覚え書き

【天才スピヴェット】孤独を感じている少年の一人旅

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天才スピヴェット

 

【作品情報】

原題:THE YOUNG AND PRODIGIOUS T.S. SPIVET/L'EXTRAVAGANT VOYAGE DU JEUNE ET PRODIGIEUX T.S. SPIVET

ジャンル:ドラマ

監督:ジャン=ピエール・ジュネ

原作:ライフ・ラーセン

脚本:ジャン=ピエール・ジュネ/ギョーム・ローラン

製作国:フランス/カナダ

上映時間:105分

製作年度:2013年

 

【あらすじ】


映画『天才スピヴェット』予告編

 

天才だが、それゆえに周囲との溝を感じる10歳の少年T・S・スピヴェット(カイル・キャトレット)。そんな彼にスミソニアン学術協会から、最も優れた発明家に授けられるベアード賞受賞を知らせる電話が。授賞式に出席するため、彼はたった1人で家のあるモンタナからワシントンへ旅立つことに。さまざまな出来事や人々と出会いながら、カウボーイの父親、昆虫博士の母親、アイドルを目指している姉、事故によってこの世を去った弟へ思いをはせるスピヴェット。やがて彼はワシントンに到着し、授賞式に臨む。(シネマトゥデイより)

 

【感想】

全体的に雰囲気が可愛い映画何だけど、テーマというか弟を亡くして家に自分の居場所がなくなってしまったと感じたT・Sが一人でワシントンへ旅をして家族との絆を取り戻すヒューマンドラマ。

少し寂しくて切ないけど、最終的には心が温まるすごく良い映画だった。

ただ、犬にチョコレートをあげるのは良くない。

スピヴェットはかなりの天才だけど、その反面周りには理解されにくい少年。

学校で提出したレポートも頭ごなしに否定されて、思いあがっていると先生から怒られてしまったり。

スピヴェットには双子の弟レイトンがいて、レイトンはスピヴェットとは違いアウトドア派で動くものを撃ちまくるのが今のブーム。レイトンは父親からすごい期待されていて可愛がられていたんだけどある日銃の暴発で事故死してしまう。

父親はカウボーイで部屋には今まで仕留めた動物たちの剥製がありレイトンをめちゃくちゃ可愛がっていて、スピヴェットにはあまり関心がない感じ。

母親は昆虫学者でスピヴェットはたぶん母親似。

ただ頭は良いんだけどトースターを壊す天才でもある。

焼くだけなのにいつもトースターが発火しちゃう。

スピヴェットにはお姉ちゃんもいてお姉ちゃんはアイドルを目指しているらしい。

なんだかなんだ幸せに暮らしていたスピヴェット一家だけど、レイトンが死んでしまってから家の雰囲気も変わってしまった。

母親は研究に没頭して、父親はスピヴェットに無関心。

スピヴェットの気持ちを考えるとすごく悲しい環境だった。

ある日、スピヴェットの元にスミソニアン学術協会から連絡があり、スピヴェットの発明した永久機関が受賞したからワシントンまで来て欲しいというものだった。

電話ではスピヴェットの父親が発明した事にして、一人ワシントンへ行く事にするスピヴェット。

夜通し荷造りをして、日が昇る前に家から出たんだけど父親が牧場へ行くために車を運転してスピヴェットの前を通ったけどスピヴェットをスルーしてそのまま走り去ってしまう。

この事でスピヴェットはさらに父親から必要とされていないと思いこんでしまう。

スピヴェットは貨物列車に乗り込んでワシントンに行く事に。

乗りこむ時に駅員に見つかり追いかけられるんだけど、逃げ切るスピヴェット。

次の駅でも間一髪で列車に積まれていたキャンピングカーに乗り込み駅員から逃れる事に成功する。

キャンピングカーの中でワシントンに着くまで過ごすんだけど、水も出ないしもちろん食料もないからちょっと心配になった。

途中でホットドッグ屋によったけど、数日で口にしたのがホットドッグだけだった。

ワシントンに到着したスピヴェットはトランクを隠し大事な物をリュックに入れてスミソニアン学術協会へ向かう。

途中で警察に追いかけられ逃げる途中で怪我をしたり、大事な物が壊れてしまったり。

途中でトラック運転手が助手席に乗せてくれて無事スミソニアン学術教会へ憑く事ができたスピヴェット。

スピヴェットの大事なモノが壊れてしまったシーンはすごく悲しくなった。

コンパスにひびが入って動かなくなってしまったり、大事な鳥の骨の標本も粉々になってしまったから川に捨ててしまうスピヴェット。

子どもが宝物を失うのって見ていて結構悲しい。

けど、トラックの運ちゃんはめっちゃ良い人でわざわざスミソニアン学術協会の前まで送ってくれて。

ヒッチハイカーの写真を撮りためている面白い運ちゃんですごく良い人で癒された。

スピヴェットは永久機関を発明したのは自分である事を打ち明け、頭の良さから周りもその事を信じ授賞式に出席する。

そこでスピヴェットは天涯孤独の身であると偽り授賞式に出る事に。

授賞式では弟の死の責任が自分にあり今でも後悔しているようなスピーチをしてしまう。

じつはこのスピーチを聞いていた母親のクレア。

テレビ番組に出演した時にスピヴェットには内緒でクレアも登場して二人は和解する事ができた。

その場に父親も乱入して父親とも和解ができて3人で家に帰ることに。

そして、家に帰り母親は妊娠して、父親も今まで通りカウボーイとして生活し、お姉ちゃんも引き続きアイドルを目指し、スピヴェットは産まれる弟か妹のためにゆりかごを制作。

スピヴェット一家はレイトンの死を乗り越えて幸せ一家になれた。

スミソニアン学術協会のスタッフやテレビ関係者が意地の悪いと言うか嫌な人たちばっかりだった。

スミソニアン学術教会の副館長のジブセンはスピヴェットを利用する気まんまんだったし、テレビの司会者はスピヴェットの話を全然聞こうとしないし、ただ話題があるから根掘り葉掘り話を聞き出そうとする感じ。

そんな司会者を父親が殴り倒した時はスカッとした。

笑いあり感動ありの映画だけど、全体的には明るい映画だからすごく観やすかった。

クスッと笑えるところもたくさんあるし。

最後にはスピヴェット良かったねって温かい気持ちになれるすごく見ごたえのある映画だったと思う。