映画の徒然日記

今まで見た映画の覚え書き

【小さな悪の華】可愛いフランス映画かと思いきや…全く違う…

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小さな悪の華

 

【作品情報】

原題:MAIS NE NOUS DELIVREZ PAS DU MAL/DON'T DELIVER US FROM EVIL

ジャンル:サスペンス

監督:ジョエル・セリア

脚本:ジョエル・セリア

音楽:ドミニク・ネイ/クロード・ジャーメイン

製作国:フランス

上映時間:103分

製作年度:1970年

 

【あらすじ】

性と死と悪魔に魅せられた幼い少女が行う、残酷な悪戯をエロティックに描いたサスペンス・スリラー。寄宿学校に通う少女アンヌとロールはバカンスを利用し、牧童を誘惑したり、庭番の小鳥を殺害したり、悪魔崇拝儀式を取り行うなど、思うがままに残酷な行為を繰り返していた。少女の持つ悪魔的な魅力を全面に押し出した異色作。(allcinema ONLINEより)

 

【感想】

こんなにヤバイ映画とは思わなかった。

パッケージが可愛いから普通に可愛い女の子2人の話なのかなって思っていたんだけど、全く違う予想してなかった展開で戸惑った。

フランス映画っておしゃれかぶっ飛んでるか両極端だなって思う。

フランスのホラー映画は突き抜けてやばい奴が多いと思うけど、「小さな悪の華」はグロくない分内容がえげつなかった。

アンヌとロールは寄宿学校に通う女学生。

二人はすごく仲が良くて、こっそりベッドに一緒に入って本を読んだりしたりして微笑ましい感じがした…最初は。

この年ごろに良くある性への興味とかがあったり普通の女の子かと思っていたら全然違った。

いろいろな悪事に憧れて実行してしまう二人だけど、アンヌが主体になって行っているのかと思ってた。

ロールがあんまり自己主張してこないから、アンヌに影響されちゃってるだけなのかなって最初は思っていたけど、映画が進むにつれて二人ともヤバイ子なんだなって実感した。

アンヌとロールの悪行はイタズラ程度で済ませる事が出来るのもあったけど、ほとんどが胸糞が悪くなるような犯罪だった。

イタズラ程度で済ませられるのは悪魔崇拝をして、教会のミサでもらうパンを内緒で集めて悪魔の儀式に使おうとしたり、教会から儀式に使う道具をくすねるぐらいかなぁ。

他の悪行はほとんどが犯罪。

使用人の小鳥を殺して使用人が悲しむのを観て喜ぶとかヤバすぎ。これが一番胸糞悪かった。

小鳥に毒を食べさせたり、握りつぶしたり。

一度に小鳥を殺さないのは使用人が悲しむのを長引かせるためってのがかなり怖かった。

そして、牧童を誘惑して襲わせようとしたり悪魔の儀式を行い使用人を池に落として喜んだり。

牧童の家に放火したり。

なんで普通の家庭で育った女の子なのにこんな性格が歪むのかと不思議に思うぐらい凶悪な子たちだった。

いつものように二人で自転車に乗っていたところエンストして立ち往生している男性を見つけ隠れ家につれてくる二人。

牧童と同じように誘惑をする二人だけど、本気になった男性を止める事が出来ずついに殴り殺してしまう。

十代の女子に手を出す男も男だけど男の前で下着姿になっちゃうアンヌとロールも大概だと思う。

しかも殴り殺した後に襲ってくるコイツがいけないとか言い出すし。

それで二人は証拠隠滅のため男を毛布で巻き池に沈めた。

ませてるとは言えまだ子どもだから男が乗ってきた車を処分することができず、警察が捜査に乗り出す事に。

警察の捜査は寄宿学校にもやってきて一人ずつ事情聴取されることになった。

二人が放火をしていた事はばれているもんだからアンヌはおちついてたけど ロールがとりみだしちゃってバレるのは時間の問題かなって思いながら観ていたけど全然予想もしない終わり方でかなり衝撃的だった。

学芸会みたいなものが学校であって、アンヌとロールは二人で詩を朗読することになっていた。

この詩がまた不気味。フランス語特有の発音も不気味に聞こえちゃうし、内容も意味不明で気持ち悪い。

そして最後の朗読を終えて二人は液体を体に撒いて火をつけて焼身自殺をする。

液体をかけるまで観客が演出だと勘違いしてるってのもかなり恐怖感があった。

見どころって言うか十代の女の子がこんな脱いで良いのってぐらいヤバい映像が多々流れる映画だった。

内容のせいもあるけど、アメリカと日本以外の国で上映禁止された理由が良く分かる映画だった。

こんな内容の映画を70年代に作ったってことに衝撃。