映画の徒然日記

今まで見た映画の覚え書き

【ヘイトフル・エイト】嘘を付いているのは誰だ?

f:id:wponkichi:20200804150423j:plain

ヘイトフル・エイト

【作品情報】

原題:THE HATEFUL EIGHT

ジャンル:ミステリー

監督:クエンティン・タランティーノ

製作総指揮:ボブ・ワインスタイン/ハーヴェイ・ワインスタイン/ジョージア・カカンデス

脚本:クエンティン・タランティーノ

音楽:エンニオ・モリコーネ

製作国:アメリカ合衆国

上映時間:168分

製作年度:2015年

 

【あらすじ】

雪が降りしきる中で馬を失った賞金稼ぎマーキス(サミュエル・L・ジャクソン)は、同じ稼業であるジョン(カート・ラッセル)と彼が捕らえたデイジージェニファー・ジェイソン・リー)を乗せた駅馬車に同乗する。途中で保安官を名乗るクリス(ウォルトン・ゴギンズ)を拾った馬車は、猛吹雪から避難するためにミニーの紳士洋品店へ。メキシコ人の店番ボブ(デミアン・ビチル)や怪しげな絞首刑執行人オズワルド(ティム・ロス)などの存在にジョンが強い警戒心を抱く中で、事件が起こる。(シネマトゥデイより)

 

【感想】

3時間近い映画だから見る前に気合を入れてたんだけど、面白すぎてあっという間の3時間だった。

内容は全然違うんだけど、話の持って行き方というかストーリー展開が“遊星からの物体X”に似てるかも。

本当内容は全然違うけど。

そして映画の雰囲気が80年代っぽい感じもめちゃくちゃ良かった。

映画の始まり方とか、題名の出し方とかすごい80年代っぽい。

見始めてから映画の期待感とワクワク感が半端なかった。

後始はクッソ悪いけど嫌いじゃない。

そして第1章から第6章までに分けられているからすごい映画が見やすかった。

 

【第1章:レッドロックへの最後の駅馬車

黒人のマーキス・ウォーレンは雪道で愛馬を亡くし立ち往生していた。

そこに同じく賞金稼ぎで“首吊り人”と呼ばれるジョン・ルースと賞金首のデイジー・ドメルグが乗った道馬車が通りかかった。

マーキスはその馬車に乗せてもらい、レッドロックまで連れて行ってもらう事に。

猛吹雪が迫っていたため急いでマーキスの獲物の賞金首達の死体を道馬車に乗せ出発する。

マーキス・ウォーレンは南北戦争の時に北軍の少佐だったけど、捕虜として捕まり脱走する際に他の捕虜も同時に焼き殺してしまい除隊させられていた。

デイジー・ドメルグは1万ドルもの賞金がかけられている賞金首で、生きたままとらえているため仲間がドメルグを助けに来るのではないかとジョン・ルースは警戒をしていた。

ドメルグは本当に口が悪いと言うか品がない。

手で鼻かをかんで鼻水を駅馬車にぬるとか。

しかも、マーキスがかなり大事にしているリンカーンからの手紙に唾を吐いたりもしてた。

まぁ、こういう事をやるたびにジョン・ルースやマーキスに殴られてた。

鼻を殴られたもんだから鼻血出してた。

 

【第2章:ロクデナシ野郎】

マーキスがデイジーを殴った表紙に手錠で繋がれているジョン・ルースまで道馬車から落ちてしまう。

一旦馬車が止まって、デイジージョン・ルースが馬車に乗り込もうとした時に、奥から一人の男がやってくる。

この男も馬が怪我をして歩けなくなってしまったため馬車に乗せて欲しいと言う。男はクリス・マニックスと言い、新保安官としてレッドロックに行く途中だという。

最初ジョン・ルースマニックスを乗せるのを拒んだけど、保安官殺しで捕まると脅されしぶしぶ乗せる事に。

マニックスは悪名高き“マニックス略奪団”の団長の末息子で、マーキスとかなり仲が悪かった。

私的にはマニックスのノリは嫌いじゃない。この映画の登場人物の中では一番好きなキャラクターかも。

 

【第3章:ミニーの紳士服飾店】

ミニーの紳士服飾店に到着した4人。

出迎えたのはミニーたちではなく留守を預かったというメキシコ人のボブ。

マーキスはボブの正体を不審に思いながらも店に入る。

店の中には3人の男たちがいた。

一人目…オズワルド・ボブレー。イギリス英語を話す小奇麗な紳士で、巡回執行人としてレッドロックへ向かう途中だという。

二人目…ジョー・ゲージ。厳ついカウボーイでクリスマスに母親と過ごすため帰省中の男。

三人目…サンディ・スミサーズ。暖炉の椅子にずっと座っている老人で元南軍の将軍。

そこにマーキス、ルース、デイジーマニックス、御者のO.B、そして留守を預かるボブの9人が一晩一緒に過ごすことになる。

ルースはこの中にデイジーの仲間がいると思い警戒を強め、マーキスと引き続き協力関係に。

マニックスはスミザースに気が付き、仲良く話し始めたがそこにマーキスが乱入してきた。

スミザースは将軍時代に黒人を虐殺していたという経歴があり、マーキスはスミザーズを恨んでいた。

そして、スミザーズを殺したいが殺すと殺人に問われるため、正当防衛にするためわざとスミサーズを挑発し銃を取らせ自分が撃たれる前にスミザーズを射殺してしまった。

 

【第4章:ドメルグには秘密がある】

スミザーズとマーキスのイザコザにまぎれてある男がコーヒーが入ったヤカンに毒をいれた。

その瞬間を目撃したのはデイジー・ドメルグだけ。だからこの章は“ドメルグには秘密がある”になったらしい。

この毒入りコーヒーを御者のO.Bとジョン・ルースが飲んでしまい、二人は大量に血を吐いて死んでしまう。

もう血の吐き方が尋常じゃなくてウソだろ?ってなるレベル。

O.Bは毒で死ぬんだけどジョン・ルースはデイジーに撃たれ死んでしまう。

デイジージョン・ルースの吐血を頭から被り血まみれになり、さらに殴られ前歯も欠けてしまう。

唯一の女性だってのにデイジーが一番ひどい目に遭ってると思う。

馬車で鼻を殴られ鼻血出し、ジョン・ルースやマーキスに何度も殴られ、シチューをぶっかけられ、そして血を頭から浴びる…。この映画一番の汚れ役だった。

マーキスは自分と、毒入りコーヒーを飲みそうになったマニックス以外の男を壁に立たせ犯人をあぶり出そうとする。

メキシコ人のボブは確実に嘘をついてるからボブは先に射殺されちゃうんだけど。

問い詰めて行くとゲージが毒を入れた事を認め、マーキスが撃とうとしたところ床下から何者かがマーキスの股間を撃ちぬいた。

その瞬間に撃ちあいが始まり、マニックスはモブレーに腹を撃たれるがマニックスも反撃してモブレーそしてゲージに一発づつ撃ち込む。

これで撃たれてないのがデイジーと床下の男だけになっちゃった。

 

【第5章:4人の乗客】

時間軸はその日の朝になり、ミニーの服飾店に4人の男が現れる。

最初は普通の客だと思っていたらいきなりミニーや店主、従業員、そして御者を殺し始めた。

夕方デイジーがこの店に来る事が分かっていた4人は待ち伏せをしてデイジー奪還をしようと計画していた。

この店の従業員たちがとばっちり過ぎてめちゃくちゃ不憫。

店の中の少なくとも1人がデイジーの仲間かと思っていたらまさかの4人。

しかも一人は床下に隠れてたし。

床下に隠れているのがデイジーの実の弟で“ドミングレーギャング団”のボスだった。

 

【第6章:黒い男 白い地獄】

デイジーと弟以外が撃たれた状態だったけど、マーキスとマニックスがその場を仕切り、床下から男に出てくるように言う。

出てこなければデイジーを殺すと脅して。

出てきたんだけど間髪いれずに頭を撃ちデイジーの弟を射殺するマーキス。

怒ったデイジーマニックスに取引を持ちかけるが、その話には乗らずマニックスとマーキスはモブレーとゲージを射殺する。

しかし、マーキスの銃は弾切れマニックスは気絶したため、デイジーはルースの腕を切断してマーキスとマニックスを殺そうとするけど、意識を取り戻したマニックスに撃たれてしまう。

マニックスはデイジーにとどめを刺そうとするけど、マーキスはロープで首を括って殺そうと提案する。

そして、デイジーを吊るし、最後にリンカーンの手紙を朗読して映画は終わる。

雪山の小屋で二人とも重症を負っていて、助けも来ないかもしれない。

多分二人も死んじゃうんだろうなって終わり方でかなり後味悪い仕上がりだった。

誰がデイジーの共犯者なのか推理していくワクワク感。

誰が嘘をついているのか分からず、(ボブは分かりやすかったけど)かなり面白かった。

後半はかなりグロくてなんで18禁になった理由が良く分かった。

頭とかふっ飛ばされるし。

中盤で男の全裸姿も映るし。

大人のための大人な娯楽映画だった。