【クリムゾン・ピーク】お化けの姿は怖いけど、本当に怖いのは人間だった…
【作品情報】
原題:CRIMSON PEAK
ジャンル:ホラー
監督:ギルレモ・デル・トロ
製作総指揮:ジリアン・シェア
脚本:ギレルモ・デル・トロ/マシュー・ロビンス
音楽:フェルナンド・ベラスケス
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:119分
製作年度:2015年
【あらすじ】
10歳のとき、死んだ母の幽霊と遭遇したイーディス(ミア・ワシコウスカ)。それ以来、彼女は亡霊を目にするようになる。トーマス(トム・ヒドルストン)と運命的な出会いを果たした彼女は、自分の父親が謎めいた死を遂げたのを機に彼と結婚。赤粘土の影響で雪が赤くなることからクリムゾン・ピークと呼ばれる山頂に立つ豪邸に、トーマスの姉ルシール(ジェシカ・チャステイン)と共に移り住むことに。三人での生活にも慣れてきたころ、体を真紅に染めた亡霊たちがイーディスの前に現れ奇妙な警告をする。(シネマトゥデイより)
【感想】
こういうゴシックホラー好き。
独特な雰囲気で少しティム・バートンっぽさもある映画だった。
監督はギルレモ・デル・トロだけど。
ホラー映画だから幽霊も結構でてくるんだけど、怖いのは幽霊ではなく人間だった。
トーマスとルシール姉弟が本当に気持ち悪い…。
元凶はルシールで最後にトーマスはイーディスを助けようとしてたけど…やっぱり気持ち悪いわ。
10歳の頃に母親を流行り病で亡くしたイーディス。
はじめて観た幽霊は母の幽霊だった。
幽霊になった母はイーディスに“クリムゾン・ピークに気をつけろ”と警告をして消えて行った。
これがイーディスがはじめて観た幽霊。
正直、お母さん娘が心配ならもっと分かりやすい警告してあげなよって思った。
案の定イーディスはこの警告の事をすっかり忘れ最悪な方向へと進んで行ってしまう。
大人になったイーディスは作家を目指していたけど、女性という事とホラー要素を含んだ作品なので出版社に持ち込んでも恋愛小説を書きなさいと言われ一蹴されてしまう。
そんな時に準伯爵のトーマスと出会い恋に落ちる。
トーマスは貧乏伯爵でイーディスの父親にスポンサーになってもらおうとしてたけど断られてしまう。
私はなんでイーディスがトーマスに惹かれて行ったのが理解できない。
イケメンで伯爵だけど、意地の悪そうな姉がついてるしイーディスの事が好きな将来有望な医者が近くにいるのにわざわざ貧乏伯爵と結婚しちゃうなんて。
イーディス男見る目なさすぎだと思う。
ある日イーディスの父親が何者かに殺され、イーディスはトーマスと結婚してトーマスが住んでいる屋敷へ移り住むことになる。
その場所が以前母親が警告していた“クリムゾン・ピーク”と呼ばれる場所だった。
この屋敷でトーマスとイーディスとルシールの3人で暮らすことに。
私だったら絶対いやだね。新婚なのに義姉と一緒に暮さなきゃいけないなんてストレス溜まる。
しかもトーマスとイーディスは寝室も別だし。
ここに暮らし始めてからイーディスは体調が悪くなり血を吐くようになってしまう。
イーディスが暮らし始めてから、屋敷の中で人ではない影を目撃するようになりイーディスの前に現れ屋敷から出て行くよう警告される。
母親の霊同様見た目はめっちゃ怖いんだけどイーディスに害を与えようとはしていないようだった。
トーマスとルシールは以前にも女性を屋敷に連れてきては女性たちの資産を手に入れ殺していた。
今回も資産を持つイーディスの父親を殺し、遺産をイーディスに相続させその金を手に入れようと計画しトーマスはイーディスと結婚した。
そして屋敷に連れてきたイーディスに少しずつ毒を与え殺そうとしていた二人。
しかもトーマスとルシールは姉弟でありながら肉体関係ももってたという。
気持ち悪すぎ。
最終的にはトーマスはイーディスに惚れちゃったから、イーディスの事を助けようとするんだけど嫉妬したルシールにトーマスは殺されてしまう。
ルシールは反撃してきたイーディスに殴り殺され、イーディスと助けに来た歯医者のアランはたぶん助かった。
お化けの出るタイミングが絶妙だと思う。
姿も相まってすごく怖い。
本当はイーディスを助けようと出てきてくれてたんだけど、あれが出てきたら誰だって逃げる。
めっちゃ怖いもん。襲ってきたのかと思ったし。
ルシールの壊れっぷりも怖かった。
髪を振り乱して包丁もって襲ってくる姿とか怖すぎた。