【サマータイムマシン・ブルース】SF(すこしふしぎ)なコメディ映画
【作品情報】
ジャンル:コメディ
監督:本広克行
原作:上田誠
脚本:上田誠
音楽:HALFBY
製作国:日本
上映時間:107分
製作年度:2005年
【あらすじ】
とある大学のSF研究会の部室には、前日にクーラーのリモコンが壊れ、猛暑に悩む部員たちがいた。ところが彼らは部屋の隅にタイムマシンがあることを発見、「昨日に戻ってリモコンを取ってこよう」ということになり、乗り込んでみるが……。(シネマトゥデイより)
【感想】
一応ジャンルとしてはSFだと思うんだけど、なんせめちゃくちゃゆるい。
コメディ:SF=9:1ぐらい?
でも、面白い。
まずキャストからして良い。
私的にはムロツヨシと与座さんが好き。
というか一番与座さん演じる新美のキャラが好き。ヴィダルサスーンを愛し、一人だけ話についていけないちょっとおバカなところがなんとも言えず良い。
ムロツヨシ演じる石松は…こっちもおバカ。
ある夏休みにSF研究会がクーラーのリモコンにコーラをこぼして、クーラーが使えなくなってしまった。
次の日に部室に来てみるとタイムマシンが置いてあった。
SF研のメンバーと、部室をSF研に乗っ取られた写真部のメンバーがイタズラで変な装置を置かれたと思ったけど実は本物のタイムマシンで、このタイムマシンを使って昨日に戻り壊れていないクーラーのリモコンをとってこようと計画する。
ここまで聞くとSF映画っぽく感じる…。
でも実際はだらしな~いSF研のメンバーのくだらないやりとりが続き、昨日に戻ってもイタズラしたりふざけまくるという何ともゆるい映画。
だけどそんな雰囲気がすごく好き。
主演というか主要人物は瑛太、上野樹里、真木よう子ぐらいなんだけど、他の脇役のSF研究部員のキャラが濃くて本当に面白い。
佐々木蔵之介もいい味出してた。あと、マッシュルーム頭の未来人。未来人なのに一昔前の恰好してて未来人っぽくないのがまた笑えた。
SF研の顧問で万年助手のホセに過去を変えると今が消える可能性がある事を知り焦るSF研メンバー。
過去に戻っているメンバーを連れ戻し過去を変えないように頑張る瑛太演じる甲本。
甲本が頑張ってるのに、先に過去に来てはしゃぎまわる新美と小泉と石松。
この3人のテンションがうざいw
薬局にいるペンギンの置物を部室に持ってきたり、部室にある物の位置を変えてみたりやりたい放題。
最終的に甲本にビンタされる石松。
この時の石松の顔にまた笑ってしまった。
そして最後まで過去を変えるとやばいと言う事に気がつかない新美のウザさw
天才的に空気の読めない人だった。
最終的には良い感じに収まるところに収まって解決するんだけど、それは映画を観て知ってほしい。
この映画は絶対ネタバレしないで観たほうが良い。
新美、小泉、石松のおバカ3人組の掛け合いが本当に好き。
憎めないけど、近くにいたらうざいんだろうなぁって人たち。
あと、ケチャがめちゃくちゃ可愛かった。
ケチャ何気に良い仕事してたし。
真夏のあっつい日の出来事だから、夏になると観たくなるんだよねこの映画。
何回観ても面白い。