【ザ・コール [緊急通報司令室]】緊迫感はんぱない!けどラストの展開は…
【作品情報】
原題:THE CALL
ジャンル:サスペンス
監督:ブラッド・アンダーソン
製作総指揮:フィリップ・M・コーエン/デイル・ローゼンブルーム/ガイ・J・ルーサン
脚本:リチャード・ドヴィディオ
音楽:ジョン・デブニー
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:94分
製作年度:2013年
【あらすじ】
911緊急通報指令室のオペレーター、ジョーダン(ハル・ベリー)は、ある女性からの不法侵入者の通報が最悪な結果に終わり、自信をなくしていた。そんな折、少女ばかりをターゲットにする連続殺人鬼に拉致され、車のトランクに監禁された少女(アビゲイル・ブレスリン)からのSOSを受ける。携帯電話の通話だけを頼りに、ジョーダンはこれまでの知識と経験、能力の限りを尽くして少女の救出にあたるが……。(シネマトゥデイより)
【感想】
前半のハラハラ感がすごい良いんだけど、後半の展開がちょっとモヤモヤ。
犯人はちゃんと制裁は受ける終わり方になるんだけど、その方法がモヤモヤする。
私的には、ちゃんと法の下で裁かれてほしかった。
ジョーダンと誘拐された少女ケイシ―が最後にとった行動がちょっと嫌な終わり方だったなぁ。
ジョーダンはある通報を受け自分の失敗により少女が一人命を奪われてしまった事で自信をなくし、通報を受けることができなくなっていた。
その日からジョーダンは研修生たちの教官として働いていたが、ある少女の通報でジョーダンは再び緊急通報を受ける事になった。
ケイシーは友達とファッションモールへ行った帰りの駐車場で中年の男に拉致されトランクに入れられてしまう。たまたまケイシ―はPHSを持っていたため、911に電話し助けを求める。
最初は入りたての新人が通報を受けるが、まだ実力がないためパニックに陥ってしまい近くで研修生を指導していたジョーダンに交代することになった。
そこでジョーダンは少女の名前や拉致された時の状況、犯人の姿、トランクの中を見渡してなにか使えそうなものがないか冷静にケイシ―に聞いていく。
この時のジョーダンめっちゃかっこよかった。
パニックになるケイシ―を落ち着かせつつ冷静に必要な情報を聞き出すジョーダン。本当にかっこ良い女性だった。
古い車という事がわかり、テールランプを落として、そこから手を出し周りの運転手にトランクに人がいる事を気がつかせる作戦をするんだけど、通報してくれた人が余計な事をしたため犯人は警戒して高速道路から降りてしまう。
テールランプの穴からペンキを流す作戦もするんだけど、それもうまくいかず。
ケイシ―の消息が分からなくなってしまう…。
通報してくれた女性がアホだった。犯人の顔を見て観ると車を追い越した為警戒して高速道路から降りてしまう犯人。
通報を受けたスタッフがやめてと警告したのに暴走する女性。本当バカ。
警察の捜査によって犯人は判明するんだけど、ケイシ―と共に行方が分からなくなってしまう。
犯人の生家へ行ってみるけど姿はなかった。
ジョーダンのミスで殺されてしまった少女の犯人とケイシ―を誘拐した犯人が同一人物であると気がついたジョーダンは、現場へ行きケイシ―を探すことに。
ジョーダンは地下へ行く階段を見つけ降りて観るとケイシ―と犯人の姿が。
犯人は若くして亡くなった姉と似た少女を誘拐しては、ブロンドの髪の毛を頭部から切り離しコレクションすると言うシリアルキラーだった。
ケイシ―&ジョーダンVS犯人で犯人を椅子に拘束することができた。
ここで警察を呼ぶのかと思いきや、そのまま放置。
多分犯人は餓死するんだと思う。
警察に逮捕され今までの罪も明らかになり罰せられるラストを期待していたんだけど…。
まさか犯人を地下に閉じ込めて、ケイシ―は逃げ出し森でジョーダンに助けられた事にするとは思わなかった。
今まで緊迫感すごくて面白かったからラストの展開が衝撃的すぎた。