【エリザベス 神なき遺伝子】あんま面白くなかった…エリザベス自体がそんな出てこないし…
【作品情報】
原題:CLOSER TO GOD
ジャンル:ホラー
監督:ビリー・セニース
脚本:ビリー・セニース
音楽:トーマス・ノラ
製作国:アメリカ
上映時間:81分
【あらすじ】
遺伝子科学者のヴィクター・リード博士(ジェレミー・チャイルズ)は、人間のクローンを創り出し、誕生した女の子にエリザベスと名付ける。博士はエリザベスにさまざまなテストを行っていたが、ある時エリザベスの額に謎の受容体があることがわかる写真が世間に拡散されてしまう。家の外では研究に抗議する人々が声を上げ、やがてエリザベス誕生に至るまでの秘密が明るみに出る。(シネマトゥデイより)
【感想】
パッケージと予告をみて面白そうだなと思って借りて観たんだけど、過剰広告に騙された。
予告ではめちゃくちゃ面白そうに感じたけど映画は淡々と進むしなかなか内容は理解できないしでぜんぜん面白くなかった。
何だこれって感じ。途中から眠くなるほど話がなかなか進まない。
ジャンルとしてはホラーなんだけど全然怖くないし。
クローン人間を作ってしまうことで色々不都合が起こるんだけど、基本クローン人間として誕生したエリザベスは活躍しない。
エリザベスを生み出したマッドサイエンティストの医者がエリザベスを生み出しことで数々の異常な過去が暴かれる観たいな感じだったけど、実際に何をしたのかよくわからないし、家政婦夫婦の息子に何をしたのかも結局何も分からないまま。
全てにおいて不明のままで終わるから消化不良な映画だった。
ヴィクター博士は人類初のクローン人間である赤ちゃんを誕生させることに成功した。
クローンベイビーはエリザベスと名づけられ研究所でさまざまな計測や実験をされていた。
研究者たちはすぐに発表するか、発表せずに内々に処理するかで議論を行っていたが、ヴィクター博士が長時間エリザベスに対して実験を行い、これに反発した看護士が世間にエリザベスの存在を公表してしまう。
このセンセーショナルな出来事は瞬く間にスクープされ注目を集めるようになってしまう。
連日、メディアに追いまわされるようになってしまったヴィクター博士。
ヴィクター博士には妻と娘二人がいるが、エリザベスの存在が公になり病院ではマスコミに追いまわされてしまうため自宅へエリザベスを連れて帰る事に。
しかし、看護士の内部告発は終わらずに新生児に何時間もの過酷な実験をしたり、頭部に実験用の器具を埋め込んだ事が世間にしられるようになりヴィクター博士は追い込まれるようになってしまう。
ヴィクターの家には初老の女性メアリーが家政婦として働いていた。ビクターの家の離れにはメアリーとリチャード夫婦が暮らしており、二人には一人息子イーサンがいた。
実はイーサン、先天的な病気を患っていて長くは生きられないと言われていたがヴィクターが遺伝子実験を行った事で生き延びていた。
しかし、その副作用としてイーサンには理性がなく凶暴で手がつけられないため部屋に監禁されていた。
そして、イーサンは暴走を始め両親であるメアリーとリチャードを殺しさらにエリザベスも階段の上から投げ落として殺してしまった。
そしてヴィクター博士はイーサンを安楽死させた後、家の外にいるクローン反対派のもとへ向かう。
門を挟んで反対派の人間と対峙した時に何者かにヴィクターも射殺されてしまった。
エリザベスあんまり出てこない。
というかむしろ名前だけ。
ホラー映画として怖かったのはむしろイーサンのみ。
何も分からないまま終わるのが不気味で怖くするという演出の方法なのかもしれないけど、分からな過ぎて観ている側が置いてけぼりを食らって全然怖いと感じなかった。