映画の徒然日記

今まで見た映画の覚え書き

【南極料理人】南極基地での一年間

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南極料理人

【作品情報】

ジャンル:ドラマ

監督:沖田修一

原作:西村淳

脚本:沖田修一

音楽:阿部義晴

製作国:日本

上映時間:125分

製作年度:2009年

 

【あらすじ】

西村(堺雅人)は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。妻(西田尚美)と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。基地では雪氷学者(生瀬勝久)をはじめ、雪氷サポート隊員(高良健吾)らが彼の料理を心待ちにしており……。(シネマトゥデイより)

 

【感想】

南極にあるドームふじ基地に派遣された8人の男達。

最初は普通に生活をしていくんだけど、段々と壊れて行く姿が何とも面白くて…。

すっごく笑えるというわけじゃないんだけど、クスッと笑える映画だった。しかも、事件とかもいろいろ起こるけど全体的にのほほんとしているからシリアスには全くならないし、すごく面白かった。

そして、出てくる料理が本当においしそう。

生き物が全くいない極寒の地でこんな御馳走が食べられるの?ってすごい思った。

いくらの入ったおにぎりとか、手打ちで作ったラーメンとか本当に食べたくなった。
きたろうがおいしそうにラーメン食べるシーンがヤバい。この映画は夜に観ちゃダメだった。ラーメンが食べたくなる。

南極に派遣された8人の男たち。

この8人で約1年半もの間この基地でほぼプライベートの無い暮らしをしていく事に。

メンバーは

・極地研究所の雪氷学者…本山ヒデユキ(本さん)

気象庁の気象学者…金田ヒロシ(タイチョー)

・大学院から派遣された雪氷サポート…川村ヤスシ(兄やん)

・北海道私立病院から派遣された医療担当…福田マサシ(ドクター)

・自動車メーカーから派遣の車両担当…御子柴ケン(主任)

・通信社からの派遣の通信担当…西平リョウ(盆)

・極地研究所の大気学者…平林マサヒコ(平さん)

海上保安庁から派遣された調理担当…西村淳

主人公は調理担当の西村。他のメンバーたちは一日3食のおいしい食事が楽しみで毎日の調査を頑張っていた。

西村は限られた食材での食事作りに奮闘していた。

派遣されてから最初の方は日中は調査に出て普通に食事をしてって暮らしを8人がしていくんだけど、日にちが経っていくにつれて少しずつストレスが溜まっていってしまう様子が結構リアル。

でもおかしくなっていく過程がのほほんとしていて笑える。

一番最初に異変が起きたのが主任。

もともと協調性のない人だったけど、ご飯にこなくなり体調不良と言って部屋から出てこなくなり。

西村が部屋の前までご飯を持っていくと普通に食べてたけど。

盆は調理場でバターをそのまま齧っていたり。

兄やんは遠距離恋愛をしていた彼女に振られて傷心しちゃったし。

タイチョーはラーメンを食べつくして無くなってしまった事で夜眠れなくなっちゃったし。

主任が自分勝手で一番ダメな大人だった。

基地で一番大事な水を惜しげもなく自分のシャワーで使っちゃったり。昼食の時間に戻らずに作業車の中で漫画を読んでいたり。

兄やんは…彼女に振られてもう本当に可哀そうだった。だったけど、電話の交換手の女性をナンパし始めるという。会った事もないのに結婚してくださいとか…。ヤバい人。

いろいろトラブルもあったけど、何とか乗り越えなんだか仕事仲間というか家族のようになっていった8人。

西村がオカン、本さんがお父さん、タイチョーがおじいちゃん、兄やんが息子みたいな。

西村が兄やんのジャージを勝手に履いているくだりなんかはクスッと笑えて面白かった。

狭い建物に押し込まれ娯楽も少なくて楽しみといえばおいしいご飯と夜に飲むお酒ぐらいなんだけどそれでも楽しそうに過ごしている8人のおじさんたち。

自分だったら耐えられないなと思いつつ楽しそうだなとも思った。

裸で外に出て記念撮影したり、雪の上にシロップをかけてかき氷のようにして雪を食べたり、雪の上で野球をしたり。

なにもないけど、工夫して楽しんでいる感じがすごく良かった。

最近ドラマにもなってみたけど、ドラマもドラマでゆるくて面白かった。

映画とは違う面白さでどっちもおすすめ。