映画の徒然日記

今まで見た映画の覚え書き

【暗黒女子】こんな黒過ぎる女子高生見たことない

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暗黒女子

【作品情報】

ジャンル:ミステリー

監督:耶雲哉治

原作:秋吉理香子

脚本:岡田麿里

音楽:山下宏明

製作国:日本

上映時間:105分

製作年度:2016年

 

【あらすじ】


『暗黒女子』映画オリジナル予告編

 

聖母マリア女子高等学院で、経営者の娘で人気者だった白石いつみ(飯豊まりえ)が校舎の屋上から落下して死亡した。彼女の手にはすずらんの花が握られており、自殺、事故、他殺と、その死をめぐってさまざまな憶測が飛び交う。そして、いつみ主宰の文学サークルの誰かによって殺されたといううわさが立つ。いつみに代わってサークルの会長となった澄川小百合(清水富美加)は、彼女の死をテーマにした自作の朗読会を開催。メンバー各自が、物語の中でいつみ殺害犯を告発していくが……。(シネマトゥデイより)

 

【感想】

イヤミス”の映画って本当に観た後に嫌な気分にあせてくれる胸糞悪いものばっかりだったんだけど、この映画は登場人物全員クソ過ぎて逆にすがすがしい。

胸糞悪いラストではあるけど、めちゃくちゃ面白かった。

文学サークルの定例会で一人ずつ自作の小説を朗読していく独白方式のこの映画。

白石いつみの死の真相がどのようなものなのか、部員一人ひとりが怪しい人物の話をしていく。

皆怪しくて誰が犯人なのか全然分からなかったけど真相がわかり結構衝撃を受けた。

文学サークルの定例会があり、そこではサークル恒例の闇鍋を食す事から始めその後一人ずつ自分で書いた自作の小説を披露していく。

文学サークルのメンバーは全部で6人。

部長の白石いつみ

副部長の澄川小百合

1年の二谷美礼

2年の小南あかね

2年の高岡志夜

ブルガリアからの留学生ディアナ・デチェヴァ。

定例会のテーマは「白石いつみの死について」。

いつみは以前学校の校舎から飛び降り一輪のスズランを手に持ち死んでいた。

その後文学サークルの誰かがいつみを殺したとのうわさが流れ、真相を探るために副会長が定例会でこのテーマをだしたという…。

それぞれ怪しいと思った人物について小説を披露していくんだけど、その小説にも共通しているのがいつみが清廉潔白で完璧な学校一の人気者という点。

みんないつみがどれだけすばらしいか、自分にとってかけがえのない人物であったかを描いていた。

いつみは天使のようにすばらしい人みたいな事を皆が書いているから逆に胡散臭い。

最初に小説を披露したのが二谷美礼。

美礼は家が貧乏で奨学金で高校に通う勤労学生。小説は高岡志夜を告発する内容だった。

二人目は小南あかね。あかねは小料理屋の娘でサロンでは甘いお菓子を作る担当だった。あかねは美礼を告発する内容。

3人目はディアナ・デチェヴァ。デチェヴァはブルガリアからの留学生。小南あかねを告発する小説を披露した。

そして4人目が高岡志夜。志夜は中学2年生の時に執筆した「月影草」でデビューした高校生作家。デチェヴァを告発する小説を披露した。

みんなどんだけいつみが私にとってかけがえのない存在か。

いつみが一番大切に思っているのは自分で逸見を持ち上げる内容で結構うんざりした。

一番最後に副会長の澄川小百合がいつみが書いた小説を披露する。

いつみが一番性格が歪んでた。

文学サークルに後輩4人を誘ったのはいつみ自身。

その理由は自分をより輝かせる為に脇役が欲しかったから。

そして、4人全員の弱みを握っていつみが卒業するために自分の駒になれと脅迫していた。

美礼は老人介護のボランティアをしていたけど、実は老人に売春行為をしてお金を稼いでいた。

あかねは実家の小料理屋の後を継げないということで高料理屋に放火をしてしまった。

デチェヴァは双子の姉を突き落とし自分が留学生になり日本へ。

志夜はフランスの小説をパクリ自分の小説として発表して小説家デビュー。

大事な高校生活をいつみに邪魔されたくないと思った4人は復讐することに。

いつみは若い教師と付き合っていて妊娠してしまう。そのことに気がついた4人は学園の理事をしている逸見の父にチクリ、いつみは堕胎手術をさせられ教師とも強制的に別れさせられてしまう。

そして、我が子を殺されたいつみは4人に復讐を決意する。

いつみの復讐には副会長の小百合も協力しているんだけど、最後の最後に小百合がヤバイ。

いつみが先生との生活が幸せで復讐が終ったら普通の日々を大切に生きて行くと小百合に言うと、小百合が豹変。

小百合が好きだったのは腹グロのいつみ。普通になったいつみに幻滅しいつみを毒殺してしまう。

そしてこれからは小百合自身が輝くために後輩4人を駒として使っていく事にする…。

殺したいつみはまさかの闇鍋の具に…。

独白形式でまるで短編集をみているようですごく観やすかった。

全員悪女ってどういうことだろうって思ってたけど、言葉通りみんな悪い事してた。

一番たちの悪いのがいつみ。

一番狂っていたのが小百合。

イヤミスの中ではめちゃくちゃ観やすい映画だった。