【ミッドナイト・ミート・トレイン】殺人鬼モノかと思いきや最後はモンスター映画
【作品情報】
題名:THE MIDNIGHT MEAT TRAIN
ジャンル:スプラッターホラー
監督:北村龍平
原作:クライヴ・バーカー
脚本:ジェフ・ブーラー
音楽:ヨハネス・コビルケ/ロバート・ウィリアムソン
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:100分
製作年度:2008年
【感想】
久しぶりにヤバい感じの映画だった。
電車の中で殺戮を繰り返す男…めちゃくちゃ怖い。
殺戮シーンがかなりリアルですごかった。殺した後に遺体を処理というか加工するシーンもリアルだったし…。スプラッター初心者には観れない映画だと思う。
特ダネ写真を撮り生計をたてていたレオンはカメラマンとして成功するために夜な夜な街の写真を撮っていた。レオンの恋人のマヤの伝手で画商のスーザンと会える事になり、ポートフォリオを見せる事になった。
レオンはスーザンに街の本当の姿である“街の心臓”を撮る事が夢だと語る。スーザンはその“街の心臓”を撮る事が出来たらまた会いに来てとレオンに言う。
レオンは“街の心臓”を撮るために夜の街へ出かけ、駅でアジア系の女性がチンピラに絡まれている所に遭遇する。女性を助け、その風景を写真に収めたレオン。女性はお礼を言った後に終電に乗って去って行った。
数日後、レオンはこの女性が行方不明になっていることを知る。
レオンの撮った写真に特徴のある指輪をした手が写っており、レオンはこの事件を調べ除々にのめりこんでいく…。
レオンと並行して、殺人犯の殺戮シーンもふんだんに盛り込まれていてかなりエグイ。
アジア系の女性のシーンもヤバいけど、サラリーマンとOLの3人組が殺害されるところとか本当に怖かった。
そして、犯人が何のためにこんな事をやっているのか理由が不明でそこも怖かった。
謎の男の正体を迫るうちにマヤとの仲も悪くなっていき、男を見つけて後を追った際に襲われカメラを奪われてしまう。
男の泊まっているホテルをしっていた為マヤは友人のシャーギスと共にレオンのカメラを取り戻すためにホテルに侵入する。
そこへ男が帰ってきてしまいシャーギスは男に襲われ、マヤはギリギリのところで逃げ出す事ができた。
マヤは警察署に駆け込み、男が連続殺人犯だと訴えるが担当の女性刑事リヤンはマヤの話をあしらうばかりで本気にしない…。
むしろホテルに不法侵入したことで逮捕するとまで言いだす刑事…。
あきらめて警察署をでるマヤは拳銃を持ち、リヤンを脅してシャーギスがどこにいるのか聞きだすと、地下鉄に乗っていると言われ、深夜発のちかてつにマヤは乗り込んでしまう…。
家にいたレオンも終電の地下鉄に乗るため駅へと向かっていた…。
終電に乗ったマヤが見たのは、逆さ吊りされたたくさんの人間の遺体。
食肉工場にある牛の肉みたいに吊るされる人間…。その中にシャーギスの姿もあり、マヤはかろう時で生きていたシャーギスを助けようとしたけども足に鉤が刺さっておりその痛みで悲鳴を上げるシャーギス。
その声に気がついた男はマヤに襲いかかるけど、そこにレオンが現れ男と乱闘を始めてしまう。
この乱闘でシャーギスは男に腹を裂かれて絶命したが、レオンは男を電車から突き落とすことに成功する。
その後すぐに電車が停止し、レオンとマヤが電車から降りるとモンスターのような姿の生き物が電車に入っていき吊るされた人間たちを食べ始めた…。
男が行っていたのはこのモンスターに食糧を持ってくると言う仕事だった。
モンスターは人類が生まれる前、そのはるか昔の“父祖”。この“父祖”たちが人間世界と交わらないようにするために肉を調達していたという。
運転手もグルで女刑事のリヤンもグル…。
レオンは男を倒したが、男の代わりに仕事を引き継ぐことになってしまう…。
マヤは電車の運転手に心臓をくりぬかれて死亡。
レオンは男と同じようにスーツを着て角刈りにして終電の電車に乗るために出勤する所でラストを迎える。
この映画も胸糞悪い終わり方だった。
乱闘シーンとか迫力あったし、モンスターもほぼシルエットだったけど不気味で面白かった。でももう少しモンスターについての説明欲しい。