映画の徒然日記

今まで見た映画の覚え書き

【サバイバルファイリー】下手なホラーよりこっちの方が怖い

f:id:wponkichi:20200624132947j:plain

サバイバルファミリー

【作品情報】

ジャンル:コメディ

監督:矢口史靖

脚本:矢口史靖

音楽:野村卓史

製作国:日本

上映時間:117分

製作年度:2017年

 

【あらすじ】


サバイバルファミリー

 

鈴木家は、父・義之(小日向文世)、母・光恵(深津絵里)、息子の賢司(泉澤祐希)、娘の結衣(葵わかな)の4人家族。ある朝、目を覚ますと突然全ての電化製品が停止しており、鈴木家だけでなく近所中で同じことが起きていた。さらに電車も車もガスも水道も止まってしまい、家族全員途方に暮れる。そこで義之は、東京から出ようと決断し……。(シネマトゥデイより)
 

【感想】

矢口監督の映画はどれも面白くて好きで良く見ていたんだけど、この映画は私的にはホラーより怖い映画だった。

全体的にはくすっと笑えるしホラー要素全然無いけど、いつか実際に起こりそうでめちゃくちゃ怖いと思った・・・。

ある日突然電気も車も何もかもが使えなくなり、自転車一つで東京から鹿児島を目指す鈴木ファミリー。

食料も水も次第に無くなっていきボロボロになっていく一家…。

鈴木ファミリーに感情移入というか自分がこの立場になったらどうしようとか考えちゃってすごい恐怖を感じた。

電気機器も使えなくなるし食料も水も無くなっていくし全ての機能がストップしちゃったもんだから絶対病院とか死人出るよな。とか余計なことも考えちゃって映画が面白いというよりも恐怖が先に来る映画だった。

 ある日起きると電気が使えず電車もストップ。なぜか車も動かず、会社に行ってもパソコンが使えないため業務もできず・・・。

大規模な停電だと思って数日我慢すれば良いと思っていた人々だけど復旧する様子もなくテレビもラジオも使えないから情報が入ってこない為危機感を感じ始める。

鈴木ファミリーは飛行機で鹿児島にあるおじいちゃん家に避難しようと考えるけど飛行機も飛んでおらず自転車で東京から鹿児島へ行くことにする。

途中で大坂は電気が通って被害を受けていないという情報を得て行ってみるけど大坂も同じよう全部の機能が停止。そのためやっぱり鹿児島へ向かう事に。

途中で嵐に合って食料が全てだめになったり、水も全て飲み干しちゃったり・・・。

最終的には猫の缶詰を食べて凌ぐ。

本当にありそうな話しで怖かった。

食料も水も無くなった鈴木一家は畑で豚がいるのを見つけ、食べようと思い豚を殺してしまうが豚の飼い主であるおじさんに見つかり一喝される。

農家のおじさんは豚が電気柵からみんな逃げてしまい、豚の回収をしてくれるならご飯を世話してくれるという。

おじさんの手伝いをする変わりに寝床と食料を手に入れた鈴木一家。

久しぶりに白米やら漬物やら豚肉やらを食べることができた。

さらに五右衛門風呂まで。

おじさんにここで暮らさないかと言われたけど、鈴木一家は鹿児島へ行くことを決意し、おじさんは貴重な豚肉の燻製をたくさん分けてくれた。

チャリでまた旅をしていくんだけど、川を渡るときに雨が降ってしまい父親がそのまま川に流され行方不明に・・・。

自転車も流され母、息子、娘は呆然としながらも鹿児島を目指して歩いていく・・・。

お父さんが流されてから一気にシリアスな雰囲気に。

その後、母親が骨折して野犬に襲われそうになるし・・・。

危機一髪で蒸気機関車に拾われて足も応急処置してもらえて、奇跡的に生きていた父とも再会することができて一安心。

蒸気機関車である程度進みその後無事に祖父のいる鹿児島へ到着することができた鈴木一家。

その後2年少しずっと復旧しないまま鹿児島で過ごす鈴木一家。

父と息子は海に出て魚を捕り、娘は機織り、母は畑仕事と何かしら仕事をしていたけどある日突然電気が復旧。

鈴木一家はその後住んでいたマンションに戻り今までどおりの生活に戻った。

生活はマンションに戻ったけど、皆逞しくなって仲の良い一家になってハッピーエンドで終わった。

亭主関白っぽい父親にのほほんとしている母、機械依存で父親に反発している息子、今時の女子高生の娘がこの自転車での旅で価値観が代わり逞しくなっていく様子がすごく面白かった。

映画の最初では魚が捌けず、無農薬の野菜に虫がついていて嫌だと言っていた母。

丸々一匹の魚を見てヤダーって行ってた娘も映画の最後には生魚を見て美味しそうと言ったり、普通に魚を捌けるようになっていたり。

ちょっとした変化だけどすごくいい家族になったなって感じるラストだった。