【美女と野獣(2017)】アニメを何倍もグレードアップさせた最高の映画
【作品情報】
題名:BEAUTY AND THE BEAST
ジャンル:ファンタジー
監督:ビル・コンドン
製作総指揮:ジェフリー・シルヴァー/トーマス・シューマカー/ドン・ハーン
脚本:スティーヴン・チョボスキー/エヴァン・スピリオトポウロス
音楽:アラン・メンケン
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:130分
製作年度:2017年
【あらすじ】
進歩的な考え方が原因で、閉鎖的な村人たちとなじめないことに悩む美女ベル(エマ・ワトソン)。ある日、彼女は野獣(ダン・スティーヴンス)と遭遇する。彼は魔女の呪いによって変身させられた王子で、魔女が置いていったバラの花びらが散ってしまう前に誰かを愛し、愛されなければ元の姿に戻ることができない身であった。その恐ろしい外見にたじろぎながらも、野獣に心惹(ひ)かれていくベル。一方の野獣は……。(シネマトゥデイより)
【感想】
ほぼディズニーアニメの「美女と野獣」と同じストーリー展開だけど、何倍もグレードアップしていて凄い良かった。
内容も少しづつ付け足されて新しい歌もありつつ、でも違和感ないというか全体的にクオリティが高く仕上がっていてディズニーアニメが好きな人はもちろん、見たことない人も十分楽しめる作品だった。
映画の始まりからアニメと同じ展開でかなりテンションが上がった。
見目麗しい王子が華やかな舞踏会をしていて、そこに老婆がやって来るという展開でちょっとずつ違うんだけど、使用する曲とか話の流れは全く一緒だからディズニーアニメの方を知っている自分にとってはとてもワクワクする始まり方だった。
その後もアニメで使用された曲が次々と出てきて、しかも全部ハイクオリティで見終わった後に満足感が半端なかった。
特に"ひとりぼっちの晩餐会"が最高。
ずっと画面がキラキラしていて、めちゃくちゃ綺麗だった。
綺麗といえば野獣とベルのダンスシーンも欠かせない。
天井に沢山あるシャンデリアに火が灯って、その中で踊る2人。
アニメの数倍幻想的で綺麗なシーンだった。
ディズニーアニメを実写化した映画の中で一番好きな映画になった!
アニメの演出をそのまま採用しているシーンが沢山あるんだけど、一番好きなのが町の人が城へ侵入してきて男3人がマダム・ド・ガルドローブによって女装されてしまうシーン。
アニメでは自分の姿に驚いて退散するんだけど、この映画では1人まんざらでもない表情というか女装姿に満足した顔で去っていく…。あのシーンが面白くて好き。
ガストンの子分のル・フウがゲイっぽい雰囲気をところどころ醸し出してるんだけど、最後にル・フウと女装させられてた男が出会い恋に発展しそうな感じの終わり方もちょっといいなって思った。
アニメでは一曲一曲が短めなんだけど、実写では間奏とかに見どころが追加されていて飽きさせない演出がたくさんで本当に面白かった。
ガストンの歌はあんまり好きじゃなかったんだけど、今回実写で見てめちゃくちゃカッコよくなっていて良いシーンに仕上がっていた。
ストーリーもいいけど歌が本当に良いから何度でも見たくなる作品だなと思う。