映画の徒然日記

今まで見た映画の覚え書き

【はじまりへの旅】何事もほどほどにすることが大事ということがよくわかる作品

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はじまりへの旅

 

【作品情報】

題名:CAPTAIN FANTASTIC

ジャンル:ドラマ

監督:マット・ロス

製作総指揮:ニミット・マンカド/デクラン・ボールドウィン

脚本:マット・ロス

音楽:アレックス・ソマーズ

製作国:アメリカ合衆国

上映時間:119分

製作年度:2016年

 

【あらすじ】


ヴィゴ・モーテンセンら出演!映画『はじまりへの旅』予告編

 

アメリカ北西部の森の奥深くで、6人の子供と暮らしているベン・キャッシュ(ヴィゴ・モーテンセン)。子供たちは社会と接点を持っていないが、厳格なベンが課す特訓と熱心な教育によって全員がスポーツ選手並みの体力を誇り、6か国語を自在に話し、長男に至ってはあらゆる名門大学に合格していた。そんな中、入院していた子供たちの母レスリーが他界し、一家は葬儀が行われるニューメキシコへ向けて旅に出ることに。およそ2,400キロメートルもの長い道のりを行く彼らだが、世間知らずゆえに先々で騒動を起こしてしまう。(シネマトゥデイより)

 

【感想】

コメディのジャンルに分類されていたんだけど、全然コメディじゃなかった。

シリアスってほどではないけど、コメディ映画のように軽くは観られなかった。

人の価値観って色々あるし、何が正しくて何が正しくないかってすごいあいまいなんだなぁって感じる映画だった。

ベンの考え方に共感できる部分もあるし、それは違うんじゃないかと思う部分もあったり…。

とにかく見終わった後に私の中で何事もやりすぎは良くないという結論に至った。

森の中で外の世界を遮断して家族だけで暮らしているベン。

たまに町へ出て郵便物の確認をしたり、作ったものを売りに行く以外はずっと森で生活。

食事は自分たちで野菜を育て、野生の動物を狩ったりして自給自足をしていた。

家族全員で森の中を走って体を鍛えたりベンは戦闘の仕方を子どもたちに教えたり、夜は皆で読書をしてベンが本の理解度をテストしたりと言う生活。

そのため、子どもたちは体がとても丈夫で運動神経も頭もめちゃくちゃ良く成長していた。

そんな生活をしていたけど、ある日精神病院に入院していた母親が自殺して亡くなってしまう。

ベンは妻の親から葬儀には出るなと言われたけど、妻の希望である火葬をするために子どもたちと妻の葬式に乗り込むことにする。

最初は充実した良い生活をしている一家だなぁと思いながら観ていたけど、観ていくうちにやりすぎ感がすごい出てくる。

雨の中にロッククライミングをして次男が滑落して手を怪我したりとか、家族だけでずっと森の中で暮らしているから勉強はできるけどコミュニケーション能力が極端に低かったりとか…。

外の常識とかが分からないから従兄弟たちにバカにされちゃったり。

教育面では問題ないかもしれないけど、日常生活をする際には弊害がたくさん出てくるような育て方だなと思った。

妻の葬式に乗り込んだけど当然追い出されてしまう。

妻の両親は孫に会えてすごく喜んでいたけど、ベンの育て方には反対でこれから孫たちは自分たちが育てるとベンと意見が対立。

正直、すごいお金持ちだしこれからも森の中で暮らしていくより祖父母の家で暮らしたほうが良いんじゃないかと思った。

ベンの指示で長女が大怪我を追った際にベンが自分のやり方が間違っていたかもしれないと思い子ども達を祖父母に預けることを決めたベン。

子どもたちの荷物を置いて祖父母の家を後にするベンだけど、子どもたちが付いてきて母親の火葬をやろうと提案する。

お墓を掘り起こして母の遺体を運び出し火葬し、遺言どおり遺灰は人が多く集まる空港のトイレに流した。

長男はそのまま外国へ旅に出て、ベンと5人の子どもたちは町で小さい家に住みながら学校へ行き穏やかな生活を送り始めた。

やっぱり教育だけしてもだめなんだなぁって思う。

周りの人とのかかわりを持つためには学校へ行くことが大事だなぁって感じる映画だった。

ベンの子どもは運動神経がめちゃくちゃ良く頭も良いけど人との距離のとりかたとか冗談に気が付かなかったりとかコミュニケーション能力がとても低いのに対して、従兄弟たちはたぶんコミュニケーション能力葉普通だけどゲームばかりで勉強もできない今時の子ども。

ベンの子どもにも問題はあるけど、従兄弟たちにも問題があったりいろいろな側面から見ると完璧ってないんだなと感じる映画だった。