映画の徒然日記

今まで見た映画の覚え書き

【ガタカ】生まれながらの天才と努力の天才

f:id:wponkichi:20200520234847j:plain

ガタカ

【作品情報】

題名:GATTACA

ジャンル:SF

監督:アンドリュー・ニコル

脚本:アンドリュー・ニコル

音楽:マイケル・ナイマン

製作国:アメリカ合衆国

上映時間:106分

製作年度:1997年

 

【あらすじ】


ガタカ - 予告編

 

遺伝子工学が発展した近未来。社会は遺伝子の優劣においてのみ人間の才能を判断していた。そのため、新生児は受精段階において遺伝子操作を行われ、遺伝子的に優秀な人材のみに選別されていた。そんな中、遺伝子操作をされることなく生まれてきたヴィンセントは、出生時に約30年の寿命と診断され、生まれた時から将来の見込みがない子供として育つ。やがて、ヴィンセントに遺伝子操作を受けた優秀な弟ができる。しかし、兄でありながら遺伝子の優れた弟には何をしてもかなわず、希望の無い生活を余儀なくされた。見せ付けられる差。やがて、ヴィンセントは宇宙飛行士を夢見るようになるが、その夢も劣性の遺伝子のため尽く断ち切られていった。しかし、そんな環境においても夢を追い続けたヴィンセントは、ある日、ずっと勝てなかった弟との度胸比べに勝ち、家を捨てて一人旅立つ。職を転々しながら下級クラスの生活を送った末、宇宙飛行士の施設“ガタカ”の清掃業についたヴィンセントは、ある日、闇業者の手配により、事故のため身障者となった元エリートに偽装し、“ガタカ”にエリート社員として潜り込む。しかし、そんなある日、ヴィンセントの正体を疑っていた上司が殺害され……。(allcinema ONLINEより)

 

【感想】

凄く面白かったと同時に凄く考えさせられる映画だった。

生まれる前に遺伝子操作をして優秀で丈夫な子どもを産む事が常識となっている世界。

そんな世界に遺伝子操作をする事なく産まれてきたヴィンセントの苦悩や努力、一方で遺伝子操作をして体力知力共に優秀なエリートとして生まれたジェロームの苦悩が両方とも描かれていて結構悲しい映画だった。

今は倫理的に許されていないけど、近い未来こんな感じで遺伝子操作をして優秀な遺伝子を選別するような世の中になりそうで少し怖さも感じた。

ヴィンセントは遺伝子操作で人生を狂わされたけど、ジェロームもその1人だった。

遺伝子が優秀だから勝つことが当たり前のように思われ、その重圧に耐えられずに自殺未遂…。

最後はヴィンセントが宇宙飛行士になる夢を自分の夢として影で支えて、夢が叶ったことで自分の役目が終わり自ら命を絶ってしまうという…。

とても悲しい人だった。

ヴィンセントは夢を叶えたけど、悲しさで終わる映画だった。

SF映画としてもサスペンス映画としてもすごく楽しめる作品だった。

ジェロームとして生きているヴィンセントの正体が徐々に周りの人にバレてしまい、夢が途絶えてしまうのではないかというハラハラ感や殺人事件の犯人として逮捕されないかとかで結構スリルのある映画だったと思う。